巨人で猫かぶるゲレーロに古巣中日が仕掛ける“2つの罠”

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 巨人の4番が狙われる――。昨季中日で35発を放ち、オフに2年総額8億円で巨人へ移籍したアレックス・ゲレーロ(31)である。

 昨季の本塁打王は開幕から第88代4番を務め、打率は.273。懸念された左翼の守備では好プレーを見せてチームに貢献しているものの、待望の本塁打はまだ出ていない。

 移籍が決まってから、中日の投手陣が次々と「インコース攻め」を宣言。守護神の田島は「特に打たれたらいけない打者。内角を嫌がっているのは見ている。そこに厳しく投げ込む」とキッパリ言っている。昨季の死球数はリーグトップの15。昨夏、苛立ったゲレーロが「次に死球になったら気をつけろ。もう我慢の限界だ」と報道陣に漏らし、相手投手に“警告”したこともある。乱闘になることはなかったが、古巣はそんなキレやすい性格を熟知。執拗な内角攻めで弱点を突くとともに、精神面を揺さぶるつもりだ。

 ゲレーロは1日の試合前に小関打撃コーチの打撃指導を受けた。今のところは素直である。が、「猫をかぶっていますね。最初だけでしょう」と中日の関係者がこう続けた。

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