巨人に連勝でキラー襲名 ベイ左腕・東は“ルーティンの塊”

公開日: 更新日:

 新人らしからぬ落ち着きがあった。

 19日、巨人戦に先発したDeNAのドラ1左腕・東克樹(22)が八回途中4安打無失点。前回登板の12日に続き、巨人相手に連勝となった「Gキラー」は、「前回(の自己採点)は0点だったけど、今回は90点」と笑顔で話した。

 試合序盤は直球で押すと、中盤からはチェンジアップを効果的に使用。「甘い球でも有効的になったと思う」と頭脳的な投球で、巨人打線に連打すら許さなかった。

 ベンチにバナナを1房持ち込み、マウンドを降りるたびに口へ運ぶのがお決まり。この日も3本を平らげた。

 看護師でもある母親の助言で始めた栄養補給。飛躍にひと役買ったのも、このルーティンへの意識だった。木塚投手コーチが言う。

「持っている力をしっかり出せるよう、ゲーム前のルーティンの話をした。アマ時代はそういうことをあまり意識していなかったみたいで、試合前にほとんどブルペンで投げないままゲームに入ったりしていたこともあったみたい。ボールに触る前の動作、例えばストレッチやマッサージに時間をどう使うか。みんなが当たり前にやっている流れを、キャンプ中からバッティングピッチャーやオープン戦で登板するときから始めさせた」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発