DeNA17年ぶり8連勝 暗黒時代知る筒香が語る絶好調の理由

公開日: 更新日:

 勢いが止まらない。

 15日、DeNAが中日に3タテの快勝。7日の広島戦から負けなしの8連勝と強さを見せつけている。DeNAが8連勝以上を記録したのは、前身の横浜時代の2001年以来。つまり17年ぶりの快挙だ。

 横浜が1998年に優勝した当時の強力打線は「マシンガン」と呼ばれていたが、ラミレス監督はスモールベースボールへの意識も高い。この日も初回から象徴的なシーンがあった。1死一塁の場面、筒香の右前打で一、三塁とし、ロペスが倒れて2死。宮崎が二塁打を放つと、筒香が一塁から一気に生還した。

 指揮官は「ロペスや筒香ら体の大きい選手にも、1つでも先の塁を目指してほしい。筒香にも盗塁のサインを出すかもしれない」と話した。ラミレス監督の多彩な采配や選手の意識変化も好調の要因といえそうだが、チームの主砲であり、3年前からキャプテンを務める筒香は、10年に横浜に入団し、08年から5年連続最下位に沈んだ「暗黒時代」を知るひとり。今のチームをどう見ているのか。

「(昔と比べて)野球が変わってきたというのもありますし、監督が代われば当然、野球(のスタイル)も変わります。ただ、ファームでずっとやってきた選手が一軍で結果を出せるようになってきたことが(強くなった)理由のひとつかなと思うので、監督が代わったからどうこうという問題ではないと思う。選手一人一人のレベルが上がってきたのかなと。キャプテンとしての正解、不正解は分からないですけど、僕はこれまでと変わらず、毎年務めを果たすために根気よくやっていくことが大事だと思っています」

 筒香が言うように、チームの地力がアップした結果だとしたら、今年こそ優勝を狙えるはずだ……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃