左膝痛々しい鈴木愛に全米女子OP「出場厳しい」と懸念の声

公開日: 更新日:

【リゾートトラストレディス】初日

 全米女子オープン(5月31日開幕)への渡米前に、国内大会に出場している鈴木愛(24)が痛々しい。左膝にテーピングをして、ハーフターン時にはクラブハウスのロビーで患部をアイシング。前週は初日スタート前に欠場しており、回復の兆しが一向に見られない。

 大会初日は6バーディーを奪いながら、1ボギー、1トリプルボギーの2アンダー20位発進と精彩を欠いた。

「来週の全米女子オープン出場はちょっと厳しい」と、フィジカルトレーナーの平山昌弘氏がこう解説する。

「痛みの症状は左膝に出ていますが、原因は右膝の使い方にある。ユーチューブで鈴木のスイングを見ればわかるように、アドレス時に右膝を内側に絞っている。パワーを引き出せるが、インパクト時に左膝でパワーを受け止めることで疲労が蓄積されていったと思われる。さらに飛行機での長距離移動は、上半身と下半身との連結器の役割をつかさどる中臀筋にも悪影響を及ぼす。スイングにキレがなくなり、骨盤の安定性が失われて真っすぐに立てなくなる。得意のパターまで不調になることが考えられます」

 メジャー初戦のANAインスピレーションは最下位に終わり、帰国してすぐの国内大会で優勝するなど、ゆっくり休めない過密スケジュールも問題だ。今後のプロ人生を考えたら、全米女子オープンを欠場する勇気も必要だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?