侍ジャパンを苦しめる…東京五輪の猛暑と“人工芝地獄”

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「グラウンド上はサウナみたい。頭がガンガンする」

 頭痛熱中症の症状でもある。各球団とも練習の合間にこまめに水分補給するよう指示。塩分もサプリや飴などで補っている。しかし、プロのトレーナーやコンディショニングコーチが帯同していても、今年の暑さは気象庁が「災害」と認定するレベル。こんなことを口にする選手もいた。

「いくら水を飲んでも飲んでも、出て行く汗の量が多過ぎて追いつかない。かといって、水分を取りすぎると体がだるくなるので、その加減が分からない」

 選手からは「オリンピックには出たいけど、正直、この暑さの中でやるならドーム球場がいい」という声もあるが、テーマは「復興五輪」。夏の高校野球甲子園から京セラドームに変更できないのと“事情”は似ている。

 稲葉監督は日本人メジャーリーガーの出場を期待していたが、それ以前にプロ野球界から辞退者が続出するかもしれない。

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