侍ジャパンを苦しめる…東京五輪の猛暑と“人工芝地獄”

公開日: 更新日:

 2年後はどんな地獄が待っているのか。

 30日には西東京大会決勝で154球を投げた日大鶴ケ丘のエースが熱中症で病院に搬送されたが、東京五輪野球ソフトボールでも過酷な暑さが予想されている。

 試合会場は横浜スタジアムと福島県営あづま球場。ハマスタは海風が通る立地のため、状況によっては風通しが良くなる可能性もあるが、あづま球場のある福島市内は盆地で熱がこもりやすい。

 さらに暑さに拍車をかけるのが人工芝だ。あづま球場の場合、もともと外野は天然芝、内野は土だったが、五輪会場決定を機に全面人工芝への張り替えが決定。おまけに試合開始時間は12時と19時が予定されている。

 デーゲームなら試合は炎天下、ナイターであっても日中に太陽熱を吸収した人工芝が放熱し、グラウンドを蒸し風呂状態にする。

 この時期、日中から屋外球場で練習するプロ野球の選手も悲鳴を上げている。例えば人工芝の神宮球場を本拠地とするヤクルトの選手はナイター前の練習中、こう言っていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束