アジア大会決勝は韓国と 東京五輪に生き残るU21選手の名前
「たとえば1トップFW前田、2列目のシャドーの左サイドでプレーするMF岩崎、右サイドのFW旗手の3人が攻撃を担当しているが、いずれも持ち味を発揮してUAE守備陣を脅かしたとはいえず、2020年東京五輪代表の主軸を任せられるイメージは湧いてこない。UAE戦で大会2ゴール目を決めた上田はJクラブ所属選手ではないが、ゴールの枠内にボールを蹴り入れるセンスがあり、大事な局面でゴールを決める勝負強さも持っている。面白い存在と言えるでしょう。DF陣では立田、UAE戦は出場停止の身長186センチの仙台・板倉滉(21)がA代表でどんなプレーを見せてくれるのか、非常に興味深い存在です」
森保五輪代表は、9月1日午後8時30分キックオフの決勝で韓国と対戦する。韓国は英プレミアのトットナムでゴール量産中のFWソン・フンミン(26)を含め、五輪代表の年齢制限23歳を超えるオーバーエージ3人枠をフルに活用し、決勝トーナメント以降はケタ違いの強さを見せつけている。
宿敵にボロ負けすれば「森保五輪全体の評価ダウンにもつながる」と前出の六川氏。森保監督は、決勝進出でホッとしている暇はない――。