“視野狭窄”貴乃花 サポ制度導入でタニマチ排除し顰蹙買う

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 一途といえば聞こえはいい。猪突猛進も時と場合によっては人間的な魅力になる。

 だが、貴乃花(46)はそのいずれでもない。ある親方は「要するに目先のことしか考えてないんですよ」と、こう続ける。

「そのいい例がサポーター制度でしょう。従来のタニマチ制度を嫌って、自分の部屋から改革していこうと2004年に新制度を取り入れた。じゃあ貴乃花部屋からタニマチはいなくなったのかといえば、そんなことはない。地方場所で宿舎を貸してくれて、金銭、物資ともに援助をしてくれるタニマチはその後もいた。サポーター制度は東京近隣にいる、親父の代からのタニマチを排除したかっただけですよ」

 どういうことか。

「先代の貴ノ花から続くタニマチには、貴乃花がそれこそオムツをしていた頃から知っている年配も多い。そんな彼らからすれば、貴乃花は小僧っ子。耳の痛い忠告も、容赦なく言ってくる。ただでさえプライドの高い男だけに、我慢がならなかったのだろう。それにしたって、父が世話になっていた人たちをある日突然、線引きをして切り捨てたのだから、元タニマチたちは怒り心頭でしたよ」(前出の親方)

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