“視野狭窄”貴乃花 サポ制度導入でタニマチ排除し顰蹙買う

公開日: 更新日:

 一途といえば聞こえはいい。猪突猛進も時と場合によっては人間的な魅力になる。

 だが、貴乃花(46)はそのいずれでもない。ある親方は「要するに目先のことしか考えてないんですよ」と、こう続ける。

「そのいい例がサポーター制度でしょう。従来のタニマチ制度を嫌って、自分の部屋から改革していこうと2004年に新制度を取り入れた。じゃあ貴乃花部屋からタニマチはいなくなったのかといえば、そんなことはない。地方場所で宿舎を貸してくれて、金銭、物資ともに援助をしてくれるタニマチはその後もいた。サポーター制度は東京近隣にいる、親父の代からのタニマチを排除したかっただけですよ」

 どういうことか。

「先代の貴ノ花から続くタニマチには、貴乃花がそれこそオムツをしていた頃から知っている年配も多い。そんな彼らからすれば、貴乃花は小僧っ子。耳の痛い忠告も、容赦なく言ってくる。ただでさえプライドの高い男だけに、我慢がならなかったのだろう。それにしたって、父が世話になっていた人たちをある日突然、線引きをして切り捨てたのだから、元タニマチたちは怒り心頭でしたよ」(前出の親方)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界