貴乃花が手にした5000万円 “9.25退職”にこだわった理由

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 貴乃花(46)が協会を去るにあたって、執拗にこだわったのは退職の日付だった。

 臨時理事会で正式に退職が認められたのは10月1日だったが、貴乃花は弁護士を通じて9月25日にしてもらいたいと言った。

 ある親方の解説はこうだ。

「翌26日には番付編成会議があった。審判部に所属する貴乃花は、書類上の不備で正式に退職が認められていないだけに本来、出席義務がある。けれども、一方的に会見を開いて辞めますと言ったきり、なしのつぶて。無断欠勤となれば、懲戒の対象になる。退職金や功労金に響く可能性があるだけに、25日にこだわったんじゃないか」

 それでも貴乃花の退職は書類が正式に受理された10月1日になった。だとすれば「無断欠勤」は退職金や功労金に影響するのか。そもそも、あれだけ協会に刃を向けた貴乃花に退職金はともかく、功労金は盗人に追い銭にならないか。出るとすれば退職金と功労金はいくらくらいか。

 まず、退職金は、協会の退職金支給規定によって決まる。

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