今季2勝目のささきしょうこ 初V逃した三ヶ島かなとの違い

公開日: 更新日:

【三菱電機レディス】

 2打差2位タイ発進のささきしょうこ(22)が68で回り逆転で今季2勝目(通算3勝)を挙げ、初優勝のチャンスだった単独首位発進の三ケ島かな(22)は74と崩れて3位に終わった。

 2人は最終組で回り、未勝利とすでに2勝という経験の差が出たといってしまえばそれまでだが、三ケ島も3番からの3連続ボギー後はすべてパープレーに徹した。

「(プレッシャーは)感じていたのですが、やる気の方が強かったので、そこまでは感じていなかった。(パットは)ラインが合わなかった。(焦りが)少しあった」(三ケ島)

 直接対決になった2人は何が違ったのか、田原紘プロがこう解説する。

「ゲームプランの優劣が勝敗を左右したといえます。三ケ島は初日、2日目とも67で回っており、この日も67でなければ勝てないと最高のショットを望んで毎ホール、毎ホールきっちりプレーしていた。ただ2つか3つスコアを伸ばして、それで負けたのなら仕方ないと考えられなかった。余裕のないゴルフになって攻め続けた結果、難しいピン位置につられて、グリーンを外すシーンが多かった。目標を高いところに置くことはいいことだが、攻める、逃げるの判断が甘い。ささきは、そこそこでいい、チャンスをモノにすればいいという戦い方だった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー