精彩欠いた松山 テーピングの右手親指に何が起きている?

公開日: 更新日:

【WGC―HSBC選手権】

 2018―19年シーズン2戦目の松山英樹(26)は、初日3バーディー、3ボギーのパープレーで回り、首位と8打差の27位タイと出遅れた。

「ドライバーはいい感じで打てているが、アイアンは、なかなか思うように打てない。ショートゲームも粘れなかった。スイング自体の問題だと思う」(松山)

 この日は右手親指にテーピングをしてのプレーだった。小暮博則プロがこう解説する。

「世界の一流プレーヤーはトップ・オブ・スイングで静止しませんが、松山はトップで止まります。すると切り返しからヘッドスピードを出すために右手親指に負担がかかるのがひとつの原因でしょう。

 さらにクラブを地面に思い切り叩きつける動きが入るためトウダウンが激しくなる。ヘッドスピードを上げて飛距離を出したいのですが、トウダウンが起きれば方向性が悪くなる。そこで、今度は右手親指内側でブレーキをかけてしまう。ドライバーはティーアップしているので軌道をつくりやすいのですが、アイアンは地面にあるボールを打ち、ターフも取るなど手にくる衝撃は大きい。コースを攻めたいのはやまやまですが、思い切ってクラブを振ればテーピングをしていても右手親指が痛くなる。あるいは昨春痛めた左手親指つけ根をかばって、右手親指を酷使しているのかもしれない。ケガをしてればパフォーマンスも上がらず、不安を抱えながらのプレーでは爆発スコアを出すのも大変でしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々