U-19アジア選手権準決勝 サウジに「完敗」で露呈した課題
U―19(19歳以下)日本代表が、1日のアジア選手権(インドネシア)準決勝でサウジアラビアに完敗を喫した。
ベスト4入りして2019年にポーランドで開催されるU―20W杯の出場権を獲得したチーム同士の対戦。日本の影山監督は先発9人を入れ替え、4DFを3DFに変更した。
これが失敗だった。
強烈なプレス、球際の激しさに圧倒された日本は、前半で2失点した時点でアップアップ。後半から投入された横浜MのFW久保が何度か相手ゴールに迫るも、終わってみれば0―2のスコア以上のボロ負けである。
「まずは影山監督の選手起用、戦術変更が大間違い。アジアも準決勝になるとレベルがポンと上がる。W杯出場を決めたからといって、メンバーを大幅に落として終始後手に回り、前半終盤になって慌てて4DFに戻しても手遅れ。W杯は影山監督で大丈夫なのか? 大きな疑問が残った。選手も不甲斐ない。サウジは局面ごとに数的優位をつくり、素早い攻守の切り替えで試合を支配したが、本来は日本がやるべき試合運び。W杯に向けてレベルアップは急務です」(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏)
決勝は4日午後9時半キックオフ。韓国とサウジアラビアが対戦する。