広島・丸取り表明のロッテ 巨人との資金差は絶望的10億円

公開日: 更新日:

「打力を最も評価している。守備も走塁も素晴らしい」

 ロッテが8日、前日にFA権の行使を表明した広島丸佳浩(29)の獲得に乗りだすことを正式に明言。林球団本部長がさっそくラブコールを送った。

 丸は地元千葉出身で、「ファンからも獲得を希望する声をたくさん聞いた」と林本部長。球団は今季、創設50年目にして初の黒字化を達成する見通しで、親会社からバックアップの確約も得たという。そうやって捻出した「丸資金」は、ロッテとしては破格の4年20億円ともっぱらだ。

 だが、同じく丸の獲得を狙う巨人が用意する条件は、5年25億円とも6年30億円ともいわれている。それでも足りなければ、さらなる上積みを検討する方針だ。

 丸が重視しているのは「金額以上に契約年数」と広島OB。ともに「最大限の誠意」が「4年」のロッテと広島に勝ち目はあるのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因