巨人のFA丸獲得は“天敵”広島対策 最強オプションの提示も

公開日: 更新日:

「結論が出たのはきのう。ここまで頑張ってきた上で取れた権利でもある。プロ野球選手である以上、他球団の評価を聞いてみたい思いがある。そういう機会はなかなかない」

 広島丸佳浩(29)が7日、今季取得した国内FA権を行使することを明らかにした。

 丸には巨人ロッテなどが本格調査に乗り出している。広島はFA宣言しての残留も認める方針で、出来高を含めた4年総額17億円の大型契約を提示。今後、条件を変えることはないという鈴木球団本部長は「球団としての最大限の条件は出している。あとは彼の判断を待つ。代わりはいない」と強く訴えた。

 2013年に盗塁王、昨季は最多安打のタイトルを獲得し、MVPに輝いた。今季はレギュラーシーズン125試合に出場。3番打者として.468で最高出塁率のタイトルを獲得した。打率.306、39本塁打、97打点で、本塁打と打点は自己最多をマーク。チームを球団初のリーグ3連覇に導き、2年連続MVPの最有力候補である。

 不動のレギュラー不在で、外野が補強ポイントの巨人からすれば、走攻守が揃う丸は、4番・岡本の前の「3番・中堅」として、まさに待ち望んでいた救世主である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった