白鵬が帰化決断 稀勢の里凋落でモンゴル勢が土俵“再支配”

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 特にやり玉に挙げられたのが、彼らモンゴル勢のボスである白鵬だ。もともと、エルボーや張り差しといった“汚い”相撲が批判されていたところに、暴力騒動。横綱としての威厳は地に落ちた。今年は11月場所を含め、6場所中2勤4休。近年はケガに悩まされることも増えた。しかし、和製横綱がこのままフェードアウトするようなら、再び息を吹き返す。全勝優勝を果たした先場所のように、肝心の相撲はまだまだ衰えていない。

■モンゴル出身親方は今後も増える

 ある日本人親方は「彼らモンゴル勢の勢いは止められない」と、こう続ける。

「引退後に親方になるため白鵬が帰化申請を決断したというのは我々の間でも話題になっていた。そこにきて鶴竜までも帰化するというじゃないですか。今後はますますモンゴル出身親方が増えるでしょう。いずれは彼らが団結し、親方になった白鵬を協会理事にしようという動きになるはず。いや、白鵬はとっくにそのための“運動”をしているという噂も出ている」

 現在、モンゴル出身の親方は友綱親方(元関脇旭天鵬)、錦島親方(元関脇朝赤龍)、春日山親方(元前頭翔天狼)の3人。現役では白鵬、鶴竜を含めて22人もいる。彼らは、いずれも親方予備軍だ。

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