歴代指導者も太鼓判 西武ドラ1松本航は“生粋の優等生”

公開日: 更新日:

 そうした松本の人格面は高校、大学でも評判だった。明石商の狭間監督が言う。

「当時、明石商は一度も甲子園に出場していませんでしたが、松本は『僕の力で甲子園に行ってやるんだ』という情熱があった。だからといって、自分さえよければ……ではない。自分とともにチーム力も上がっていかないといけないことを理解していた。プロ入りも高校、大学の7年という長いスパンの中で目標設定をして、コツコツ努力を積み上げてきた結果。精神年齢が高い選手です」

■大学時代はトロイカ体制

 日体大の古城監督は「素直でマジメ。しっかり芯を持っている」と、こう続ける。

「投手でありながら、キャプテンを務めていました。同級生のメンバーも良かった。野手は日大三高でキャプテンをしていた船山がまとめ、生活面は大阪桐蔭の主将だった中村が寮長として指導。全体を松本がまとめるトロイカ体制でした」

 一家は朝来市在住。朝来市役所勤務の父・昭浩さん、パート勤めの母・由美子さん(46)の長男として生まれた松本は、2歳年上の姉、6歳年下の妹の3人きょうだい。3人に共通しているのは、いずれも親元を離れ、高校でスポーツに打ち込んでいることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"