原監督は喜色満面だったが…FA丸獲得で巨人が買った“火種”

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 広島から巨人にFA移籍した丸佳浩(29)が11日、都内のホテルで入団会見を行った。背番号は会見に同席した原辰徳監督(60)が現役時代に背負った「8」に決定。巨人移籍を決めた理由について「非常に高く評価していただいたのもそうですし、原監督と話して自分を必要としてくださっている熱意を感じた。子供の頃からプロ野球といえば『東京ドーム』。憧れというか夢というか、これが決め手だった」と説明した。

 隣に座った原監督は終始、うれしそうだった。「左の長距離砲がチームに必要であると。巨人では松井(秀喜)であり、高橋由伸であると。彼らに勝っているのは守備力、走力。来季へ本当の意味でスタートが切れる。(背番号8は)私の番号でもあったけど、なんとなくうれしい」と最大級の賛辞を送った。

 松井、高橋由級といわれれば、そうかもしれない。今季は125試合に出場し、打率.306、39本塁打、97打点と打撃3部門全てでリーグ上位を争った。本塁打は昨季の23本から大幅増で自己最多。130四球を選び、出塁率.468でタイトルを獲得した。打つだけではない。原監督が言うように、6年連続ゴールデングラブ賞、7年連続2ケタ盗塁と走攻守でチームを牽引。広島をリーグ3連覇に導いたのは周知の通りだ。

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