“日の丸”は二の次…大坂なおみ「1位」キープへツアー優先

公開日: 更新日:

 全米オープンに続いて全豪も制して、28日に世界ランク1位になった大坂なおみ(21)。

 全豪が行われたメルボルンには、日本からテニス協会の幹部が足を運んだものの、大坂の気持ちは「日の丸」より「ツアー」にあるようだ。

 次戦の予定は2月11~16日のカタールオープン(ドーハ)。日程の重なる2月9~10日のフェド杯(国別対抗戦、対スペイン=北九州)の出場選手は試合の10日前に発表されるが、大坂の名前はメンバーの候補にすらなかったという。

 プロテニス選手は基本的に、五輪やフェド杯よりツアー優先。錦織も含めてツアーで勝つことが何より重要だし、その結果は自身のランキングに直結するからだ。

「大坂はオフの間からモデルチェンジに取り組んでいる。最大の武器はパワーであり、強力なサーブだが、オフはサーブよりストロークや小技の練習に時間を割いた。まだ21歳だし、単なるビッグサーバーでなく、オールラウンドプレーヤーを目指しているのです。全豪を制したとはいえ、モデルチェンジは完成途上ですからね。ランキングも維持しなきゃならないことを考えたら、フェド杯に出ている余裕はないでしょう」とはマスコミ関係者だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然