五輪後に加速…協会や官邸が狙う大坂なおみの“国籍包囲網”

公開日: 更新日:

■五輪より4大大会

 昨年の全米オープンに続いて、全豪も制した大坂なおみ(21)。28日に世界ランク1位が決定し、テレビやスポーツ紙などのメディアはお祭り騒ぎだ。

 男女を通じてアジア初のシングルス世界ランク1位。4大大会2大会連続優勝は、2014年全米から4大会連続で制したセリーナ・ウィリアムズ(米国)以来。大坂が世界的な快挙を成し遂げたのは間違いないが、そんな彼女を囲い込もうという動きが周辺にはある。

 大坂は現在、日本と米国の二重国籍だが、選手登録は日本。昨年4月の国別対抗戦フェド杯で代表になったため、国籍移動を3年間禁じたオリンピック規則により、20年東京五輪は日本代表としてしか出場できないのだ。

 テニスの頂点はあくまでも4大大会。選手にとって、五輪はさほど重要な位置付けではない。それでも大坂は日本で開催される東京五輪にだけは出たいと考えているという。母親や祖父の祖国で行われる五輪だからだ。

■強化本部長にナショナルコーチ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発