JOC竹田会長辞任決意のウラ側 “国内引きこもり”が決定打

公開日: 更新日:

 ついにハシゴを外された。

 東京五輪招致に関する贈賄疑惑で、フランス司法当局から捜査対象となっている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が辞意を固めた。19日にもJOC理事会で進退に言及するという。

 振り返れば、苦しい2カ月間だった。

 昨年12月にフランス予審判事から事情聴取を受けると、今年1月の釈明会見で身の潔白を主張。しかし、用意した文書を読み上げただけで質疑応答を受け付けず、国内外から批判を浴びた。

「以来、竹田会長は表舞台から姿を消し、会見の4日後に出席予定だったIOCマーケティング委員会(スイス)を『個人的な理由』としてドタキャン。今月3日のアジア・オリンピック評議会(OCA)総会(タイ)も副会長の要職にありながら欠席した。海外へ出国すれば、仏当局に身柄を拘束される可能性があると警戒したからです。五輪まであと1年半に迫り、ホスト国の五輪委員会トップが国内に引きこもっているというんじゃ仕事にならない。IOC(国際オリンピック委員会)からも退任を促す動きが出てきたことで、決意したのでしょう」(JOC関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界