エ軍大谷はDHで球宴出場狙い 頼みは地元ファンの“組織票”

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 大谷翔平(24)の本拠地初出場に、エンゼルスの地元ファンが盛り上がっている。

 17日(日本時間18日)、復帰後初めて本拠地エンゼルスタジアムでのロイヤルズ戦に「3番・DH」でスタメン出場。第3打席で中前打を放ち、5試合連続安打とした。

 地元メディアなどによれば、今回のロイヤルズ3連戦は大谷効果で、チケットの売れ行きは好調。今季初の完売を記録しそうだという。昨季、投打の二刀流として強烈な印象を与え、新人王を受賞した大谷人気はオールスター(現地時間7月9日=オハイオ州クリーブランド)出場を後押ししそうだ。

 今年からファン投票(6月上旬開始予定)の選出方法が変更され、各ポジション上位3人が最終選考に進出。再び、投票が行われ、最多得票を得た選手がスタメンに名を連ねる。最終選考に残れば、大都市圏が地元の大谷は有利になる可能性もある。

 ただでさえ、今季はリーグを代表するDHが冴えない。昨季38本塁打のヤンキース・スタントン(左上腕二頭筋)、同37本塁打のツインズ・クルーズ(左手首)らが、故障で離脱したり、不振に陥っている。ファン投票のDH部門で上位が有力視されるのは、現時点では12本塁打を放っているマリナーズの主砲エンカーナシオンぐらいなもの。そのエンカーナシオンにしても、150打数33安打の打率2割2分、34三振と安定感に欠けるだけに、大谷(8試合で打率2割9分4厘、1本塁打、6打点)の巻き返しは決して不可能ではない(記録は16日終了時)。

 大谷は豪快な一発を量産すれば、地元ファンの組織票が期待できそうだ。

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