大谷「骨に異常なし」も…打者専念で待ち受ける“死球禍”

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(24)は最悪の事態を免れた。

 20日(日本時間21日)のツインズ戦で右手薬指に死球を受けたが、試合後にX線検査を受けた結果、骨に異常なし。オースマス監督は「いいニュース。早いうちに戻れるだろう」と軽症を強調した。

 患部の状態次第では今後、投手としてのリハビリは大幅に遅れかねないものの、それ以上に打者としての先行きは不安だ。

 大谷は7日のタイガース戦で打者として復帰してから、ここまでDHとして12試合に出場し、48打数12安打の打率2割5分、2本塁打、8打点、6四球。マイナー戦に出場せず、実戦感覚が乏しいことも考えれば、まずまずの内容だが、三振の多さ(17個)は際立っている。

 ここまで、フィリーズ・ハーパー、レンジャーズ・ギャロの63個がメジャーワースト。ハーパーは3・3打席に1回、ギャロは2・8打席に1回の頻度で三振。大谷は55打席で17三振だから、3・2打席に1度の割合でスコアブックに「K」の文字が書き込まれている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?