大坂なおみ全仏OP初戦辛勝 2回戦のアザレンカにも苦戦必至

公開日: 更新日:

 まさかの「スタート」だ。

 グランドスラム3連勝がかかる第1シードの大坂なおみ(21)は、世界ランク90位のシュミエドロバ(24・スロバキア)に2―1で勝ったものの、わずか20分で終わった第1セットは凡ミスを連発し0―6で落とす、まさかの幕開けだった。雨で中断した第2セットもストローク戦で苦しみながら、タイブレークでどうにかものに。相手に疲労が見え出した第3セットは6―1で取り、崖っぷちから逆転勝ちをおさめた。

 4大大会では18年全米のハレプ(ルーマニア)以来となる第1シードでの初戦敗退を逃れた大坂は「とてもタフな試合だった。風と雨、気温が下がるコンディションに合わせるのはたいへんだった」と言ったが、世界90位相手にこんな試合をしていたら次戦も苦戦必至だ。

 相手は、1回戦で17年全仏覇者のオスタペンコ(21・同39位・ラトビア)を2―0で破った元世界1位のアザレンカ(29・同43位・ベラルーシ)だ。183センチの長身から放つ強打で12、13年の全豪を連覇した後、故障や恋人との破局、うつ病、出産、息子の親権争いなどプライベートのゴタゴタで練習時間が取れず低迷。全盛期ほどのパワーはないが、今季はショットの正確性が戻ってきている。

 開幕前は「1年で(4大大会)全部に優勝できたら最高ですね」と笑顔を見せていた大坂。強敵相手に苦手な赤土で勝ち進むのは容易ではない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が

  2. 2

    大阪万博GW集客伸びず…アテ外れた吉村府知事ゲッソリ?「素晴らしい」と自賛も表情に滲む疲れ

  3. 3

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  4. 4

    頭が痛いのは水谷豊だけじゃない…三山凌輝スキャンダルで間宮祥太朗「イグナイト」“爆死”へ加速危機

  5. 5

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  1. 6

    趣里の結婚で揺れる水谷ファミリーと「希代のワル」と対峙した梅宮ファミリー…当時と現在の決定的な違い

  2. 7

    竹野内豊はついに「令和版 独身大物俳優」となった NHK朝ドラ『あんぱん』でも好演

  3. 8

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  4. 9

    永野芽郁「鋼のメンタル」も文春砲第2弾でついに崩壊か?田中圭との“口裏合わせ”疑惑も浮上…CMスポンサーどう動く

  5. 10

    永野芽郁と田中圭は文春砲第2弾も“全否定”で降参せず…後を絶たない「LINE流出」は身内から?