大谷もチームも振るわず…エンゼルス“費用対効果”実は最悪

公開日: 更新日:

 2年前の12月、大谷がエンゼルスを選んだ最大の理由はソーシア前監督の存在にあった。長期政権を担う同監督から二刀流の実現にお墨付きを与えられたことが何より大きかったらしいが、そのソーシア監督は昨年限りで退任。チームづくりの主導権を握るエプラーGMは15年までヤンキースのキャッシュマンGMの懐刀として活躍、データ重視の理論派として鳴らした人物とはいえ、16年以降は地区4位、2位、4位でプレーオフにすら出ていない。

 メジャーリーガーである以上、大谷の最大の目標はワールドシリーズ制覇のはずだが、チームの成績は振るわない。カネはかけているのに使い方が悪いのか、費用対効果は最悪の部類に入る。

 大谷獲得にはほとんどの球団が名乗りを上げたといわれるが、最大の理解者で後ろ盾だった指揮官は1年で退団。そのうえ、編成責任者は結果を残せないまま4年が過ぎようとしている。選手としてどんなに評価されても、それが勝利に結び付かないとすれば、大谷もむなしいに違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償