富樫に続き渡辺雄大も負傷…日本代表ますます“八村依存”

公開日: 更新日:

 W杯開幕(31日=中国)まで1カ月を切ったバスケットボール男子日本代表に故障者が相次いでいる。2日、スモールフォワード(SF)の渡辺雄太(24=NBAグリズリーズ)が、名古屋市内での合宿中、ゴール下で着地した際に右足首を負傷。応急処置を受けた後、精密検査を受けるため松葉杖で病院に向かい、「軽度の捻挫」と診断されたという。

 先月20日にはポイントガード(PG)の富樫勇樹(26=千葉)が「右手第4中手骨骨折」で離脱。合宿が始まってから2人目の負傷者である。

 日本を代表する司令塔と身長206センチのビッグマンの次に故障が心配されるのが、もうひとりのNBA選手の八村塁(21=ウィザーズ)だ。

 フリオ・ラマス・ヘッドコーチは、八村を含めた選手全員に「技術、スピードなど、全てにおいて成長しなければならない。今までと比べものにならないぐらいの練習をさせる」と言っている。主力2人にアクシデントが重なったことで、八村への依存度が高くなる可能性もある。

 しかも、八村はスケジュールもタイトだ。NBAの規定で、各国の選手とも代表としての活動が認められるのは28日間のみ。移動やイベント出演なども代表活動の一環とみなされる。名古屋から帰京する7日には壮行会へ出席予定。ファンイベントなども控えているため、W杯本番までほとんど休む暇がない。

 パンクしないか……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?