破格年俸も結果ゼロ マリナーズ雄星“2年目マイナー”へ窮地

公開日: 更新日:

 菊池は昨オフ、「4年総額約60億円」で入団した。平均年俸は約15億円になる。来季は投手ではチームナンバーワンの高給取りになるものの、地元マスコミ関係者は「年俸15億円はエース格の位置付け。マリナーズは来季以降のエース格として期待しているだけに、結果が伴わなければローテ降格どころかマイナー落ちまである。大金をつぎ込んだ選手だろうと、それだけの価値がないと判断すれば、その分の枠をあけた方がチームにとってはプラスなのです」とみている。

 川上憲伸はかつてブレーブスと3年総額約26億円で契約するも、2年目に1勝10敗、防御率5・15と振るわないと8月にマイナー落ち。3年目はメジャーで投げられなかった。井川慶は5年約20億円でヤンキース入りしたが、1年目に14試合に登板しただけでマイナー降格。2年目以降は2試合に投げただけだった。

 最終登板を終えた菊池は、「休んでる暇はないし、すぐに体を動かしたいと思う。やることは山積み」と言ったが、その通りだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ