命懸けなのに…ラグビー日本代表の気の毒すぎる報奨金事情

公開日: 更新日:

■優勝でも500万円

 ならば、それだけの「見返り」はあるのか。優勝2回、前回2位のオーストラリアは地元紙によれば、1試合ごとの出場ボーナスは、オーストラリアのラグビー協会と契約している選手は1万ドル(約108万円)、そうでない選手は1万2000ドル(約130万円)。決勝進出なら2万5000ドル(約270万円)、優勝すればさらに10万ドル(約1080万円)の報奨金が加算されるという。

 ちなみに、この地元紙の報道では、優勝候補の筆頭に挙げられているニュージーランドのオールブラックスが史上初の3連覇を達成すれば、選手1人に15万ドル(約1620万円)のボーナスが支払われるそうだ。

 日本はどうか。ラグビー協会が8月に発表した報奨金の額は、優勝なら1人500万円、ベスト4で300万円、1次リーグ突破のベスト8で100万円。前回大会はスポンサーから1人100万円のボーナスが贈呈された。今回もそれは期待できるとしても、「注目」と「危険」の度合いに比例した額とはとても言えない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動