世界ではもう常識 日本ラグビー躍進の陰には外国出身選手

公開日: 更新日:

 ラグビー日本代表がここまで強くなったのは、外国出身選手のおかげである。彼らのほとんどがニュージーランド、トンガ、南アフリカといった南半球のラグビー強豪国の出身だ。だから「日本代表」と言われても違和感があるという向きも少なくない。

 しかし、世界を見渡せば外国出身選手の力を借りて国際大会でメダルを狙う国はヤマほどある。

 例えば、16年のリオ五輪の卓球選手は172人(男女各86人)いたが、38人(中国代表を除く)が中国生まれだった。日本の女子が準決勝で負けたドイツは2人、3位決定戦で戦ったシンガポールは3人とも中国出身。米国代表は男女6人のうち5人がそうだった。卓球のレベルが低い国が中国では代表になれない二流選手を帰化させて国際大会に出場させるのが当たり前になっている。

 中東のバーレーンやカタールといった国々も、アフリカの陸上選手を多額のカネで引っ張り帰化させている。韓国も昨年の平昌冬季五輪で、アイスホッケーやバイアスロンなど、欧米選手15人を特別帰化させて代表にしたことが話題になった。日本も積極的に「外国人補強」をするべきではないか。

【写真特集】日本大金星!強豪アイルランドを撃破

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に