山口ポスティングでメジャー移籍へ 巨人初容認4つの裏事情

公開日: 更新日:

 まさに電撃である。

 侍ジャパンの一員としてプレミア12に出場し、17日の韓国との決勝に先発した巨人山口俊(32)が今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用して米メジャー移籍を目指すことが分かった。巨人はこれまでかたくなに同制度を認めてこなかったが、容認する可能性が高いという。

 山口はDeNAからFAで入団して3年目。今季は最多勝(15勝)、最多奪三振(188)、最高勝率(・789)の3冠の活躍で、チームを5年ぶりのリーグ優勝に導いた。球団の容認はその“論功行賞”とも言われるが、それにしても突然の変節だ。

■17年7月の暴行事件も無関係ではない

 一体、何があったのか。まず挙げられるのが“密約”説である。

 話は2016年オフに遡る。DeNAから山口がFA宣言した際、巨人と中日が激しい争奪戦を繰り広げた。さる球界関係者がこう言う。

「交渉の席で山口が重視していたのが、ポスティング移籍を容認するという要項を盛り込めるかどうか、だった。中日は山口サイドの希望を承諾したといいます。争奪戦に勝つため、巨人も仕方なく当時のGMが認めた可能性が高いという話が広まっていました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?