どこよりも早い春のセンバツV予想 軸3校・追う3校・穴1校

公開日: 更新日:

 第92回選抜高校野球大会(3月19日から13日間)の選考委員会が24日に開かれ、出場32校が決定した。大混戦となった関東・東京6枠目は、花咲徳栄(関東8強)が東京大会準優勝で2011年夏以来の甲子園を狙った帝京との争いを制した。昨秋の明治神宮大会を制した中京大中京(東海優勝)や昨夏の優勝校・履正社(近畿4強)など、強豪校が顔を揃える大会の優勝校を占った。

【写真】この記事の関連写真を見る(28枚)

 ◇  ◇  ◇

 まずは軸になる3校だ。昨夏の甲子園を制した履正社が挙げられる。

 昨秋の大阪大会は8試合で99得点。近畿大会も3試合中2試合で2ケタ得点を叩き出した。某プロ球団の関西地区担当スカウトは「昨夏の甲子園を経験したエース岩崎と、池田、小深田、4番には主将の関本が入る打線は強力。関本のキャプテンシーも光ります。昨夏のチームに引けを取りません。夏春連覇の可能性は十分にあります」と太鼓判を押す。

 明治神宮大会を制した中京大中京も頂点を狙う。

 某球団の東海地区担当スカウトがこう言う。

「秋の大会前から攻守のバランスがいいと評判でした。エースの高橋はドラフト上位候補で左の松島も好投手。東海大会は打ちまくり(3試合28得点)、守備も堅い。前評判通り、総合力が高いチームです」

 昨夏の甲子園8強・仙台育英(東北優勝)も選手層は厚い。

 スポーツライターの美山和也氏はこうみる。

「エース左腕の向坂と笹倉、伊藤の1年生コンビを含む140キロ台の投手が全部で7人もいます。『1週間以内500球』という球数制限があるので、駒が豊富な投手陣は有利に働きます。笹倉を中心とした強力打線もトップクラス。かつて系列校である秀光中を指揮していた須江監督は、笹倉や伊藤といった秀光中出身のメンバーをうまく育成しながらチームを強化しています。昨夏の8強を超える、優勝を狙えるメンバー構成です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 9

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  5. 10

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ