レイズ筒香は守備位置たらい回しか…負担増でうずく古傷
「打撃よりもむしろ、守備の負担が心配です」
現地のメディア関係者は、レイズ筒香嘉智(28)に関して、こう言っている。
今季は、スタメンや同僚選手の兼ね合いで、本職の左翼だけでなく、三塁、一塁と複数ポジションを任される可能性が高い。キャッシュ監督は、筒香の外野、三塁守備について、「基本ができている」と一定の評価をしている。7月に再開した実戦では三塁を守る機会も多い。
筒香は日本通算205本塁打をマークした打撃力が最も評価されているが、筒香獲得に乗り出したレイズとレンジャーズは契約交渉中の12月に、外野に加えて一塁と三塁の守備テストを要望。実際にチェックを行い、レイズは、三塁手としても、大きな期待を寄せている。
「コロナ禍で調整が遅れている上に、複数ポジションをこなすとなれば、負担は大きい。筒香は日本時代、三塁経験は135試合。一塁に至っては、77試合のみで、2014年以降は一度も守っていない。内野は外野より運動量が多く、サインプレーなどで細かな動きも求められる。筒香はかつて腰と首のヘルニアを患い、股関節にも持病がある。渡米してわずか1カ月で開幕、いきなりのハードワークによって、古傷がぶり返さなければいいが……」
とは、前出のメディア関係者だ。