原巨人を襲う坂本依存のツケ…過去2度の故障離脱ではV逸

公開日: 更新日:

 10日に坂本勇人(32)の出場選手登録が抹消されたことで、2位巨人に暗雲が垂れ込めている。

 9日のヤクルト戦の五回、一塁走者時に捕手の牽制を受け、ヘッドスライディングで帰塁した際に負傷。右手母指末節骨の骨折と診断された。

 今季は36試合に出場し、打率.299、チーム最多タイの7本塁打で打線を牽引していた。復帰まで1カ月程度とみられる。エース菅野も右肘違和感で離脱しており、投打の大黒柱を同時に失う緊急事態となった。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏がこう嘆く。

「痛いなんてもんじゃありません。今の巨人で代わりがいない唯一の選手と言っていい。遊撃で守備の要なのはもちろん、巨人打線で一番怖い打者でもあり、いわば“心臓”。いると、いないとでは、相手投手にかけるプレッシャーが天と地ほど違う。さらに痛いのは、チームの精神的支柱であること。坂本は遊撃の位置から絶妙のタイミングでマウンドに行って投手に声を掛けていた。投手陣はあれに随分救われていた。残念ながら、他の選手に代わりは務まりません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず