著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

ゴルフ代表の松山英樹と星野陸也は異様な重圧をはねのけることができるか

公開日: 更新日:

 東京五輪が開幕し、各競技とも連日激しい熱戦が繰り広げられています。

 男子ゴルフは酷暑の霞ケ関CC(埼玉)で29日から始まり、日本代表は松山英樹星野陸也が出場します。

 メダル候補に挙げられた世界ランク1位のJ・ラーム(スペイン)と同6位のB・デシャンボー(米国)の2人がコロナ感染により欠場が発表されるなど、試合が始まる前から波乱が起きています。

 前回リオ五輪はテレビ解説のため現地入りして、異様な雰囲気を肌で感じました。どの選手も国旗を背負って戦っており、決して最後まであきらめず、雑なプレーは一切ありません。メダルから遠ざかった選手でも、ホールアウトするまで一打一打に真剣です。

 さらに今回は無観客開催になり、選手はプレーできる感謝の気持ちが強く、より白熱した展開が予想されます。世界ランク上位の2選手が欠場したことで、下位選手にもメダルのチャンスが膨らんだといえるでしょう。

 関係者に聞いたところグリーンもそこそこの硬さが出せるようになり、10センチほどに伸びたラフからのショットはスピンがかからず、止まりにくくなっています。会場のグリーンは大きく、パーオン率は高くなる一方で、パットのタッチをいち早くつかんだ選手が成績上位にくるでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因