著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

星野陸也は4日間戦い抜いた3度目のメジャー挑戦が自信に

公開日: 更新日:

 先週はジョン・ラームがメジャー初優勝を遂げました。スペイン人選手の全米オープン勝利は初の快挙です。直前の「メモリアル・トーナメント」では3日目が終わって2位に6打差の単独首位に立ちながら、コロナ陽性反応が出て最終日は棄権というアクシデントに見舞われました。

 勝利を目前にして戦えなくなったのです。

 昔はすぐにカッとなる性格でしたが、その時の悔しさ、精神的な苦しさを乗り越えてメジャーを制し、26歳とまだ若いのですが急成長の証しが見えます。S・バレステロス、J・M・オラサバル、S・ガルシアについでスペインを代表する強い選手になっています。

 日本勢では「楽しみ」と注目していた星野陸也が3度目のメジャー挑戦で初めて決勝進出を果たし、26位でした。

 予選落ちした先月の全米プロから米国にとどまり、今大会に向けての取り組みが実り、自信になったと思います。

 メジャーはそれぞれ特徴があります。マスターズは“鏡のような”と形容される高速グリーンです。全米オープンは深いラフと硬いグリーン。そして全英オープンは強風とポットバンカーとの戦いです。それらプロの前に立ちはだかる壁にどう対応するのか、がメジャーでは求められます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか