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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

大手主要各紙は「メダル最多」と大ハシャギだが…能天気に喜んではいられない

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 あるいは、米体操の女王シモーン・バイルスのように、「バブル」内で選手村と会場を行き来するだけの異常な環境の中で「心の健康」を損ない、いくつかの重要競技を棄権した選手もいた。そのように、もしかしたらメダルに手が届いていたかもしれない数多くの選手が欠場したり調整不十分なまま出場したりして、悔しい思いをしているだろうことを思えば、能天気に日本の「メダル最多」を喜ぶ気になれないのは当然だろう。むしろ、このようなまさに異常な状態の中へと世界の選手たちを招き入れざるを得なかった、我々日本人の非力を恥じるのが先ではないか。

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