大坂なおみは得意の全米OP敗退で涙の会見…必要なのは「休養」より多くの「敗戦」

公開日: 更新日:

 ならば、精神面のモロさは何が原因か。どうすれば解決するのか。

「大坂に欠けているのは実戦です。全仏の会見拒否以来、実戦が不足していることに加えて、2回戦が不戦勝。1回戦に完勝してリズム良く試合をこなしたかったはずなのに、中3日で3回戦を迎えることになった。あれこれ余計なことを考える時間ができたのはマイナスだったと思う。さらに言えば、大坂はもっともっと負け試合を経験すべきです。負けを経験することで精神面はより強くなり、ズルズルといきにくくなる。全仏の優勝者が14年から8年間、毎年違うように、いまの女子は戦国時代。4大大会を勝ち続けるような圧倒的な力をもった選手はいません。むしろ負けを経験して強くなっていく選手の方が多い。大坂はもともと引っ込み思案なタイプですけど、負けても負けても試合に出続け、もっと自分をさらけ出していった方がいい。休んでいる場合じゃないと思いますね」(武田氏)

 いまの大坂に必要なのは「休養」ではなく、より多くの「実戦」、というか「負け試合」というのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」