ロッテ47年ぶりリーグVへ快走! チーム防御率5位でも負けない理由をOB山崎裕之氏が解説

公開日: 更新日:

 ロッテが47年ぶりのリーグ1位での優勝に向けて快走している。

 16日のソフトバンク戦も0―1の七回に代打・安田の適時打で同点。終盤の3イニングをハーマン、国吉、益田のリリーフ3人がピンチを招きながらも無失点に抑えて引き分けに持ち込んだ。2位のオリックスとは3.5ゲーム差だ。

野球は投手力といわれているが

 チーム防御率は3.76でリーグ5位。野球は投手力といわれているが、この強さの秘密はどこにあるのか。「8月、9月の奮闘がすごい。投手陣に安定感が出てきて、走攻守のすべてがバランス良く噛み合ってきたからでしょう」とは、ロッテOBで通算2081安打の山崎裕之氏。

 確かに、7月をリーグ3位で終えたものの8月は15試合で9勝4敗2分け、9月は13試合で8勝2敗3分けと絶好調。一気にトップに躍り出た。

「そのほとんどが接戦です。ロッテは先発陣が六回まで試合をつくれば、リリーフの国吉、佐々木千、益田が盤石です。3人の防御率は1点台で、益田の33セーブは両リーグトップ。相手打者は六回までが勝負とプレッシャーがかかるし、味方打線にしても、負けていても接戦ならひっくり返せるという意識になる。攻撃面ではチーム93盗塁はリーグトップで、外国人助っ人のマーティンとレアードは合わせて48本塁打。ずばぬけて目立つ日本人打者はいませんが、うまく機能していますよ。失策数もソフトバンクの42個に次ぐ50個で2位。ディフェンスがしっかりしているのも強みです」(山崎氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」