ソフトB自力優勝消滅で崖っぷち…V逸なら再び浮上する「ポスト工藤」に城島アドバイザー

公開日: 更新日:

 エースでも勝てなかった。

 14日、4位ソフトバンクが首位ロッテに敗れた。1―1の同点で迎えた八回2死満塁の場面で、好投していた先発の千賀がレアードに勝ち越しの2点適時打を許した。チームはこれで46勝48敗18分けの借金2となり、ロッテとのゲーム差は7.5に開くとともに、自力優勝の可能性が消滅した。

 優勝に黄色信号がともった。12球団屈指の戦力と資金力を擁するソフトバンクは、現時点で19年から3年連続リーグトップとなるチーム防御率3.26をマーク。打撃成績はやや他球団と比べて落ちるとはいえ、これでV逸するようなら、日本シリーズV4という実績があっても、今季契約最終年を迎える工藤監督の進退問題が浮上してもおかしくない。

「ポスト工藤」の候補のひとりが今季から古巣に復帰した元侍ジャパン監督の小久保ヘッドコーチ。次期監督就任は既定路線との声もあるが、王球団会長付アドバイザーを務める城島健司氏の動向次第では、一気に「ポスト工藤」の最右翼に浮上する可能性があるという。

 城島氏は、王会長の肝いりで2020年、15年ぶりに古巣復帰した。阪神時代に現役引退後、王会長が何度かコーチの打診をしたが、首をタテに振らなかった。それでもなんとかチームに関わってもらうための一手として、アドバイザーという肩書を用意した。ホークスOBが言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?