巨人ベンチ無策の2戦連続完封負けでほぼ終戦…OB高橋善正氏「勝てるはずない」とバッサリ

公開日: 更新日:

「まさに巨人の今シーズンを象徴するような試合でしたね」

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう嘆いたのは、11日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦だ。

 10日の第1戦で奥川に完封負けを喫した巨人打線は、先発左腕・高橋の前に六回までわずか2安打で8三振を喫し、無得点。前出の高橋氏がこう言った。

「高橋が制球に苦しんでいた初回、1死一、二塁で丸が、2死満塁で中島がいずれも三振に仕留められたのが痛かった。第1戦も奥川に完封負け。この2試合、巨人の各打者は、直球や変化球に手を出して淡々と凡打を繰り返した。狙い球を絞り切れなかった印象。チームとして高橋を攻略しようという意識が見られなかった。ヤクルトは初戦に青木の進塁打から3点が入り、この日は菅野が得意としている外角へのカットボールに、西浦が必死に食らいついて先制の犠飛を放った。ヤクルトはチームで束になって巨人と戦っているのに対し、借金1の3位だった巨人が主砲の岡本を欠く中、無策で戦っていては勝てるはずがありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動