新庄と大谷翔平の意外な共通点 先輩からの酒の誘いをキッパリ断り練習漬け

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吉田浩(元阪神)#1

 剛志に初めて会ったのは、1989年12月、ホテル阪神での新入団発表会見の日でした。剛志は髪形はリーゼント、制服は短ランにボンタン。見た目はまるでヤンキーで、同じ新入団選手として普通の学生服を着ていた私は「(福岡県)八女の田舎もんはこんなヤンキーなんか」と驚きました。

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 そのときは挨拶程度でしたが、高知県安芸の春季キャンプで同部屋になり、すぐに仲良くなった。当時は福岡弁丸出し。第一印象を覆す真面目さ、野球に対する純粋さにあふれていた。バットを離さず、いつでも走っているイメージ。二十歳を過ぎて僕らが先輩の部屋に呼ばれて酒を飲まされ帰ってきても部屋に姿はなく、バットを振っていたのです。

 剛志は酒を飲まない。僕らは練習が終わると酒を飲んで、またバットを振っては先輩たちと酒を飲んで……そんな時代だった。でも、あいつはその場にはいませんでした。

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