著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

ミャンマー戦5-0完勝も…長谷川唯以外から「ゴールの予感」が漂ってこなかった

公開日: 更新日:

■もの足りない「なでしこ」の攻撃

 大会開幕直前の19日だった。大黒柱のMF岩渕真奈が、新型コロナの陽性反応者となって隔離された。コロナ禍の海外遠征という緊張感もあっただろうし、「大量点を奪って勝たねば」という焦りもあったことだろう。 

 試合が始まってみるとミャンマーの選手たちが予想以上に球際で踏ん張り、GKが好セーブを連発したこともあるが、だからと言って枠内シュートとゴールの少なさに対しては「もの足りない」と言うしかない。

■長谷川が攻撃を活性化させた

 前半はもっぱらサイドでプレーしていた長谷川が、後半に入ると2列目で自由に動き回るようになり、時にセカンドストライカーの役回りをこなすようになった。

 もちろん監督の指示だろうが、なでしこの攻撃は、長谷川が躍動するたびに活性化されるようになった。しかしーー。

 長谷川の存在感が増すことで他の攻撃系選手との<スキルの差>が際立ってしまったのも事実。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは