久保建英が国王杯で強烈FK弾も…FC東京スペイン人新監督が苦言の正論コメント

公開日: 更新日:

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英(20)が、現地15日に行われた国王杯・エスパニョール戦で先制FK弾を叩き込み、チームの5回戦進出に貢献した。

 スコアレスで迎えた前半32分。相手ゴール右20メートルの距離から強烈な左足キック! 昨年12月のアトレティコ・マドリード戦以来、今季公式戦2得点目にチームの公式SNSはお祭り状態。「ホンモノのゴラッソ!」といった書き込みであふれ返り、地元メディアも「魔法の王様があらわれた」と大ハシャギだ。

 久保はスペインの強豪バルセロナで育ち、現在は名門レアル・マドリード所属。履歴書的には素晴らしい。が、レアル移籍後は、中堅チームへのレンタル移籍が続いている。そこでFC東京のアルベル新監督である。

 このスペイン人指揮官は、チーム始動日の16日にオンライン会見で久保に言及。報道陣に「クボは良い選手ですか?」と逆質問した後で「クボは欧州で活躍するのに苦労している」と評したのだ。

「忖度なく現実をズバッと口にしました。高校サッカー優勝のFC東京の高卒ルーキー・青森山田高のMF松木に対しても『欧州の同年代の選手と戦った場合、良い結果を出すのは難しいでしょう』と必要以上に持ち上げない。シビアな評価をすることが、若い選手に過度なストレスを与えず、成長を促すことを知っているからでしょう」(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏)

 ホメ上手のメディア関係者にとっては耳が痛かったことだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  5. 5

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  1. 6

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  2. 7

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  3. 8

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  4. 9

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 10

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督