著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

松山英樹の勝利に大喜びは尚早…有力若手選手の海外流出が止まらない

公開日: 更新日:

 松山英樹(29)がPGAツアー「ソニーオープン・イン・ハワイ」で今季2勝目、アジア人最多優勝記録タイの通算8勝目を挙げた年明け早々のビッグニュースにわが国ゴルフ関係者は大喜びだ。

「きっと国内ゴルフ人気も盛り上がる」と淡い期待を寄せるが、かえって日本男子ツアー低迷に拍車をかける心配がある。

 大会最終日は、首位ラッセル・ヘンリー(32)と2打差2位発進。前半が終わってヘンリーとの差は5打に開き、残りホール数を考えたら誰が見ても勝負ありの展開だった。

 ところが昨年のマスターズチャンピオンはサンデーバックナインに入って底力を発揮。バーディーを積み重ねて、逃げるヘンリーに重圧をかけ続け、最終18番パー5でついに追いついた。そして18番で行われたプレーオフ1ホール目では、277ヤードの第2打を3Wの完璧なカットショットで1メートル弱につけるイーグルでヘンリーの息の根を止めた。

 PGAツアー3勝のヘンリーとメジャータイトル含む同7勝の松山との力の差をまざまざと見せつける大会だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー