侍J栗山監督との対談で質問攻めにされた テレビ局の企画で指名される光栄
先日、テレビ朝日の企画で来春にWBCを控える侍ジャパンの栗山英樹監督と対談した。聞けば、「負ければ終わりの一戦必勝の戦いは、高校野球から学ぶことがある」と栗山監督が私に白羽の矢を立てたそうだ。とても光栄な話で、断る理由はなかった。
いざ会ってみると、対談というより、栗山監督に私が質問をされる形式だった。詳しくは放送をご覧いただくとして、栗山監督は私の作成する「小倉ノート」といわれるデータ分析に興味を持ってくれた。20年間で書いた数はざっと400枚。打者の特徴から打球の方向まで記しているため、「打者のどこを見て分かるのですか?」と聞かれた。
驚いたのは、栗山監督が紙を見ることなく、ざっと20個近い質問をぶつけてきたこと。さすが、日本ハムで10年間指揮を執った人である。私にとっても有意義な時間だった。
パドレス傘下3Aエルパソを自由契約となった秋山翔吾は、古巣・西武、条件がいいとされたソフトバンクではなく、広島への移籍を決断した。ソフトバンクは故障者が多いとはいえ、層が厚いチーム。広島との二者択一で、私は西武に帰ると思っていたから意外だった。ただ、日本球界に復帰したということは、侍ジャパンでも「1番・中堅」を任せられる。大リーグの場合は選手がシーズン開幕直前のWBCへの出場を希望しても、出場できるかは所属球団の意向次第。これでハードルはなくなった。