巨人4番で4戦連続打点の中田翔 打てば打つほど「左翼コンバート案」加速のナゼ

公開日: 更新日:

 にわかに存在感が増してきた。

 昨14日の広島戦。この日も巨人の4番に座った中田翔(33)が、四回に先制の2ランを左翼スタンドに放り込んだ。これで、チームでは2004年の小久保裕紀以来となる4番デビューから4試合連続打点。4戦2発と往時の迫力が蘇りつつあるのは喜ばしいが、「中田が打てば打つほど、ベンチにとっては悩ましい問題が浮上する」と球団OBがこう続ける。

【写真】この記事の関連写真を見る(20枚)

「坂本(勇人=33)のコンバート問題とリンクしますからね。腰痛で登録抹消中の坂本は、左わき腹を痛めて開幕に間に合わず、5月にも右ひざのじん帯損傷で離脱した。いよいよ、負担の大きいショートからのコンバートを考えなければいけない状態です。前回の抹消から昇格する際、原監督からは一塁での復帰を打診されたことが明らかになっている。これは坂本本人が拒否してコンバートは棚上げになっているものの、腰痛で再び戦線を離脱したことで、少なくとも来季のコンバートは待ったなし。現実的には坂本を遊撃から三塁、岡本和真を三塁から一塁に回すのがベストでしょう。中田が復活を果たしても、坂本と岡本のポジションが優先されるのは間違いない。中田を左翼に回すプランが浮上するはずです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」