大谷27号2ラン! 2年連続40本塁打の難敵に“来季ビミョー”な有原航平

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(28)に日本ハム時代の同僚右腕が立ちはだかりそうだ。

 レンジャーズ傘下の3Aラウンドロックから昇格した有原航平(30=顔写真)が日本時間17日のアスレチックス戦に登板し、5回3分の2を8安打3失点。昨年9月以来11カ月ぶりのメジャーマウンドで黒星を喫したが、先発として最低限の役割を果たした。

「立ち上がりは悪かったが、切り替えて投げることができた。次回登板があればしっかりやりたい」と話す有原に、トニー・ビーズリー監督代行は「いい球を投げていた。初日にしてはグッドジョブだ」と引き続き先発起用することをほのめかした。

 レ軍は首位アストロズと22ゲーム差のア・リーグ西地区3位。すでに消化試合とはいえ、有原がローテに定着すれば、2年連続40本塁打まで残り13本としている大谷にとっては難敵になりかねない。

 打者大谷は昨年4月20日(日本時間)に有原と対戦して2打数無安打。有原の変化球を打ちあぐね、一ゴロ併殺とフェンス手前で失速する中飛に倒れた。エ軍打線は有原に5回3分の2を2安打無得点に抑えられ、メジャー2勝目を献上した。

 大台到達を目前としている大谷は今季、4~5試合に1本の割合で本塁打を放っており、このペースでいけば残り44試合で9~11本の上積みとなる。今後は同地区のアストロズ、マリナーズの他、レイズ、ブルージェイズ、ヤンキースといった地区優勝、ポストシーズン進出がかかるチームとの対戦が控えている。大谷はここまでア・リーグトップの申告敬遠12個を記録しているだけに、各地区の上位球団との対戦では勝負を避けられ、本塁打が伸び悩むのは必至だ。

 しかし、すでにポストシーズン進出が絶望的なレ軍は別だ。9月以降直接対決が6試合。大谷は今年で2年契約が切れてメジャー生き残りがかかる有原に封じ込まれかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  4. 4

    ソフトB“二軍の帝王”砂川リチャードが一軍で打てない根本原因…師匠・山川穂高が喝破

  5. 5

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 8

    ポストシーズンの分配金が示す光と陰…一般職員の年収は約5万ドルで平均未満、“やりがい搾取”の一面も

  4. 9

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  5. 10

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言