ヤクルト連覇での経済効果は破格の450億円超! “村神様効果”絶大、巨人阪神に匹敵

公開日: 更新日:

■グッズも昨年比で2倍の売り上げ

 加えて、なんといっても主砲・村上宗隆(22)の存在だ。ファンの間で「村神様」と崇められるが、「グッズの売り上げだけを見てもその効果は絶大」と、宮本氏は言う。

「優勝して、仮に本塁打を60本の大台に乗せ、さらに三冠王をとれば、村上選手を中心にヤクルトグッズの売り上げが急増するでしょう。過去の例では個人の選手グッズの売り上げの最高額は7~8億円。グッズの売上増加額は約10億円と想定しています」

 実際、ヤクルトの今年のグッズの売り上げは現時点で、昨年比の2倍近く伸びているそうだ。

 村上は現在、55本塁打をマークし、王貞治巨人)と肩を並べている。前出の宮本氏は、「世界の王を超えることは、大変凄いこと。私自身、長年野球を見ていますが、王さんを超える日本人は出てこないと思っていた」と、こう続ける。

「私自身は阪神ファン。でも、村上選手の打席は気になるし、球場で見てみたいと思わせてくれる。実力で人気を引き寄せた素晴らしい選手です。若くて新しいスターが出てくると、野球界がパーッと盛り上がる。あのNHKが連日、村上選手の本塁打の動向を夜の全国ニュースで取り上げているくらい。全国的な知名度も大きく上がったと思います。是非とも、60本を目指してほしいですね」

 村上宗隆という稀代のスターを得たヤクルトが、日本経済を賑わせてくれそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン