大谷翔平には“無用の重圧”に…エンゼルスは「2つのワースト記録」を回避できるのか

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 エンゼルス・大谷翔平(28)が無用な重圧を受けながらのプレーを強いられる。

 規定投球回(162)まで残り「9」としている大谷は日本時間30日と、レギュラーシーズン最終戦となる10月6日のアスレチックス戦に登板予定。この2試合で、すでにクリアしている打席数と併せて史上初の投打での規定数到達を目指すが、その個人記録と同時にチームワースト記録の回避もかかっているのだ。

 エ軍は26日現在、67勝86敗で首位アストロズと33.5ゲーム差のア・リーグ西地区3位。仮に残り9試合全てを落とせば95敗となり「カリフォルニア・エンゼルス」時代の1980年に喫したチームのシーズン最多敗戦記録に並ぶ。今季は開幕ダッシュに成功しながら5月から6月にかけて14連敗して失速しただけにシーズン終盤に悪夢が再来しかねない。

 もちろん、大谷が登板予定の2試合でひとつでも勝ち星を上積みできれば、少なくともチームのワースト敗戦記録に並ぶのは避けられる。

 しかし、それが回避できたとしても、直接対決で3試合(10月1~3日)を残す4位レンジャーズとは1.5ゲーム差。仮にレ軍と順位が入れ替わり3位から転落すれば5年連続4位以下で、これまた1990~94年以来のワースト記録になる(90年以降)。

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