ドラフト大成功はオリックス、最も残念だった球団は…“流しのブルペン捕手”が徹底採点

公開日: 更新日:

 阪神と競合の末、1位で浅野翔吾外野手の指名に成功したが、支配下指名選手はわずか5人で、高校生は浅野のみ。育成で大量9人を指名したのはまだしも、今季は4位に終わり、生え抜き選手の育成は急務。あと2人は指名してもよかったと思います。

 実際、他球団は6位で好選手を指名しました。

 楽天の左腕・林優樹(20=西濃運輸)は、近江高時代よりも直球の球威が増し、スケールアップ。ソフトバンクの捕手・吉田賢吾(21=桐蔭横浜大)も希少な「打てる捕手」で、中堅から逆方向に癖のない打撃ができる。巨人の補強ポイントを埋める可能性はあります。

 少人数の指名に終わったのはFA補強を見据えたもの、との見方もあります。とはいえ、FAはあくまで来年を見据えた補強で、将来の先行投資であるドラフトとは別物。自前でチームの中心選手を育てる、という気概を見せてほしかったというのが正直なところです。

(談=安倍昌彦/スポーツライーター)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは