札幌五輪は東京が醜聞まみれでも消えず…2030年冬季開催地決定「無期限延期」の裏事情

公開日: 更新日:

「それだけIOCが冬季五輪の立候補都市減少に対して危機感と恐怖心を抱いているのです」と言うのは前出の谷口氏だ。

「今回の度重なる延期の動きはよほど選定に苦慮しているということの表れ。東京五輪の汚職問題の影響も大きいですが、冬季五輪はもともと『五輪の冬季大会』という格下の位置づけ。立候補する都市がなくなる可能性もあり、いつか冬季大会がなくなることも視野に入れているかもしれません」

 不祥事の全容がいまだ解明されない中での延期はIOCからの「延命措置」にも見えるが、招致を目指す札幌にとってはゴールの見えない「生き地獄」。反対ムードの中で騒動が収束するのを待つだけでは、機運も高まるはずがない。

「ただ、手を上げ続けるだけでは、プロモーション活動などの費用がかかる。かといってJOC(日本オリンピック委員会)はすでに機能不全。計画内容も財政状況もめちゃくちゃで札幌に任せきり。そんな無責任な状態で招致活動を続けるのか」(谷口氏)

 もっとも、ここで白旗を挙げられて困るのは、他でもないIOCだが。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 2

    黒川紀章設計「戦没者慰霊塔」も丹下健三設計「香川県立体育館」も解体…財政難で維持できなくなった名建築

  3. 3

    石原プロ「炊き出しの流儀」 被災地一番乗りがエラいわけではない

  4. 4

    支持率急落の高市政権がV字回復画策 内閣改造でクビ切り不可避な“ポンコツ”5大臣の名前

  5. 5

    「VIVANT」1強ムードの陰で…蒼井優「Tシャツが乾くまで」が呼び覚ます"連ドラ本来の快感"

  1. 6

    横浜流星「BL作品興味なし」発言に滲むプロ意識 「べらぼう」後初の民放連ドラ主演で注目

  2. 7

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  3. 8

    有名アナウンサーの現地取材や、報道ヘリコプターによる空撮に賛否がありますが、震災中継のあり方をどう思いますか?

  4. 9

    毒ヘビに噛まれた妻を救った夫の機転が米国で話題

  5. 10

    「愛子天皇」潰しは賛成で、消費税減税はなぜ反対? 玉木国民民主の「公約違反」がネットで袋叩き